2024年 展覧会のご案内


独創的な表現技法で沖縄の息吹きを表現する、美術家・伊江隆人・伊江淳 親子二代の作品展です。

※ 展覧会 概要

伊江隆人・伊江淳 二人展

会期:2024年8月23日㈮~2024年9月2日㈪ ※27日㈫休み
※ギャラリートーク 8月25日(日)14:00~
時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
場所:ギャラリープルミエ (沖縄県中頭郡北谷町上勢頭811-3)
入場料:無料
主催:ギャラリープルミエ

 


ギャラリートーク 8月25日(日)14:00~

美術家のお二人をギャラリープルミエに招いて創作に対する熱い思いを語っていただきます。

 

伊江 隆人


伝統を尊重しつつ型に囚われない、表現者
伊江隆人

 伊江隆人は、伝統的な技法を深く理解し尊重しながらも、型にはまらない自由な表現を追求し続ける孤高の表現者である。伝統という枠組みを超え、常に新しい表現方法を探求し、見る者を魅了する作品を生み出す。

平面、立体、布作品など、様々な表現方法を駆使し、内に秘めた情熱を紙や素材にぶつける。その作品は、見る者に問いかけ、考えさせ、心を揺さぶる。

「伝統は学び、受け継ぐべきものだが、そこに縛られていては前に進めない。自分の目で見て、自分の器と手で表現するだけだ。」 伊江はこう語る。

彼にとって、芸術は過去の踏襲することではなく、常に新しい表現の可能性に挑戦していく旅路である。伝統的な技法を土台としつつ、型破りな発想と力強い表現力で、見る者を魅了する作品を生み出す。 彼の眼差しは、常に先を見据えている。

美術家 伊江隆人 IE Ryujin
1947年 沖縄県那覇市生まれ
1971年 毎日書道展(都美術館)(~80年まで)
1984年 ホアン・ミロ国際展(ホアン・ミロ美術館)
1986年 国際平和青年美術展(ポーランド文科省 主催)
1988年 ミクストメディア・石灰岩、手漉き、箔、木(画廊沖縄)
1988年   ニューヨークで墨コラージュのパフォーマンス
1990年 四人展 クロードルマン・ギャラリー(パリ)幸地 学・他
1992年~2024年 伊江隆人(リウボウ美術サロン)
1998年 「山之口貘詩」碑文書制作(県民の森・県主催)弾を浴びた島
2002年 「沖縄美術・復帰30年軌跡と展望」展(読谷村立美術館)
2003年 ルイ・ヴィトン2003イヤー・エンド・パーティー アート・デコレーション招待(東京)ミクストメディア
2003年 「線と面」稲嶺成祚・伊江隆人(ラファイエット)
2005年 茨木美術館「まちをアートに」山城知佳子、比嘉章乃、伊江隆人
2005年 KAZI風展(soul韓国)田中睦治、宮城明、平井真人
2005年 現代アート展(センターA・バンクーパー)前田比呂也、花城郁子
2006年 「トヨタ・子どもアーティストの出会いin沖縄」照屋勇賢 パルコキノシタ・ギマトモタツ
2008年 天地に歩む「wanakio2008」ミックスメディア 石灰岩と米軍の古タイヤで作った草履(前島アートセンター)
2011~2019年 子ども墨のパフォーマンス沖縄県立博物館・美術館企画
2015~2016年 イチハナリアート プロジェクト
2020年 沖縄アジア国際平和芸術祭
2020年   那覇市民ギャラリー

[ロゴ書による制作]
「琉球陶器の来た道」展の陶(沖縄県立博物館・美術館)
・島人ポスター(内閣府)・いちばん桜(オリオンビール)
・夢走(NAHAマラソン)・いの一(美ら海水族館)・うるま(日本たばこ)

[主な収蔵先]
1983年:天地創造(160×160墨掌)宜野湾市民会館所蔵
1998年「山之口貘詩・弾を浴びた島」碑文制作(県民の森・沖縄県主催)
2000年「琉球語」石灰岩・タク版画によるオブジェ制作(沖縄国際センター)

​沖縄県産品のタバコ「うるま」の商品ロゴ  販売1960年~
「うるま」は沖縄の方言で「サンゴの島」の意味。「うる」はサンゴ、「ま」は島を意味し、沖縄の自然豊かな景観を示す言葉。

 

JICA沖縄:ニライホール

JICA沖縄庭園

この世人間や 皆おとぎやともれ 沖縄おまぎりや
一家内だいもの
[意 味] 「この世の人間は皆兄弟だと思いなさい。沖縄は一つの間切(村)一つの家族なのだから」という久米具志川王子(尚享)の琉歌が刻まれています。

伊江 淳


父親から美術家としての精神を受け継ぐ

イチハナリ・アート(うるま市/宮城島)展示風景

「命の水」作品に込められた想い

命の水というタイトルは、単なる水そのものを指すのではなく、生命の源、心の癒し、人と人との繋がりといった、より深い意味合いを帯びています。

作品制作において、常に**「命の水」を心の中に置き**、そのエッセンスを表現しようと心がけています。

幼少期から家族と共に自然の中で過ごした経験が、**「自然=水」**という概念を私に植え付けました。澄んだ小川や力強い波、静寂の湖面など、様々な水の形に触れ、その美しさや奥深さに魅了されてきました。

住宅街に住んでいても、近所のお年寄り達が手押しポンプを囲んで井戸端会議に興じている光景を見るたびに、そこに水があることによって自然との繋がりを感じることができます。

自然の中で聞こえる様々な鳥の声は、私自身の世代の声と重なり、作品の中に表現されています。それは、愛、希望、喜び、悲しみ、怒りなど、様々な感情を包含した、生命の鼓動そのものです。

美術家 伊江 淳 IE Jun
1978年  沖縄に生まれる。
1981年  父、美術家 伊江隆人氏に学ぶ
2001年  北窯 與那原工房にて陶芸を学ぶ
2013年  和紙作品展(那覇市てんぶす館ギャラリー)
2014年  憲法講演アーティスト展(旧・那覇市民会館)
2014年  個展・伊江淳 板版書画展(ウインズ/ 読谷)
2015年~23年 干支セレクト展(リウボウ美術サロン)
2015年~17年 伊江隆人・淳展(リウボウ美術サロン)
2015年~16年 イチハナリアートプロジェクト参加 (うるま市/ 宮城島)
2015年  地域創造町つくりアート2015掲載 (東京)
2016年  伊江隆人・淳 展(金武町/ がらまんじゃく)
2017年  個展(うるま市/ 洋食館ククール)
2021年~22年 伊江隆人・淳 展(リウボウ美術サロン)
2020年  沖縄アジア国際平和芸術祭2020(那覇市民ギャラリー)
2023年  JICA沖縄 所蔵(浦添市)

平山商事(ロゴ制作) 居酒屋 真(ロゴ制作) がじゅまるの木(ロゴ制作)


収蔵先:JICA沖縄 伊江淳作

 

ギャラリープルミエ

美術・工芸品の販売、展覧会企画、貸しギャラリー運営、額の販売、レンタル絵画、肖像画注文制作
沖縄県中頭郡北谷町上勢頭811-3 営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日・水曜日(展示会期間は除く)

 

 

 

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